一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

SDGs

第二種金融商品取引業のSDGsに関する取組み

持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現に向けて、国際的な目標であるSDGsへの関心が高まっています。SDGsの達成には、政治や国際機関だけでなく、企業の活動にも大きな期待が寄せられています。第二種金融商品取引業は、それぞれの企業活動を通じて、SDGsに取り組んでいます。
なお、本協会においては、金融分野におけるESG投資、インパクト投資についても、会員への情報提供に努めています。

SDGs（Sustainable Development Goals）とは

2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載される2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。持続可能な世界実現に向けて解決すべきグローバルな課題が、「経済」、「社会」、「環境」の3つの分野に立脚した、網羅的な17ゴール、169ターゲットから構成されています。国連に加盟するすべての国が2030年までにSDGsの達成に向け行動することを宣言、日本政府においても取組みが進められています。

SDGsに関する情報発信

本協会では、会員のSDGs達成に向けた取組みを支援するため、会員に対してSDGsに関する情報発信に努めています。

SDGs推進ワーキング・グループ

本協会に設置されたSDGs推進ワーキング・グループは、本協会及び会員に対し、SDGs推進に向けて検討を行い、提言を行いました。

設置要綱

検討状況

第6回 (2019.5.20)

第5回 (2019.5.8)

第4回 (2019.4.15)

第3回 (2019.3.8)

第2回 (2019.2.14)

第1回 (2019.1.18)

SDGs推進に向けての提言

本ワーキング・グループは、本協会及び会員に対し、SDGs推進に向けて、以下のような提言を行いました。

二種業協会事務局及び会員が、SDGs推進に向け、以下のような姿勢で取り組むことを期待する。

  • 外部環境や規制に「受け身」に対応するのではなく、案件を増やすサポートや案件と資金保有者を繋げることを促進するなど、SDGs推進に向けて、「Proactive」に働きかけを行う立場へと変革を進める。
  • 他のプレイヤーとの協働を実現しながら金融業界の変革を促すエコシステムの組成に貢献する。
  • 二種業の強みを活かした金銭面でのサポートを行うことで、プレイヤーの包括的なSDGs推進実現に貢献する。

（SDGs推進ワーキング・グループ報告書　第二章「2-3 提言」より）

報告書

本ワーキング・グループは、6回にわたり精力的に議論を重ね、2019年12月、SDGs推進に向けた課題の整理と提言を、報告書に取りまとめました。

SDGsへの取組み状況

会員のSDGsに関する取組みについて実態把握を行う目的で、アンケート調査を実施しました。
詳細は以下をご覧ください。

SDGsに関する会員アンケート結果（2021年1月）

会員の取組み状況の紹介

会員HP（グループ法人を含む）を本協会HPで開示することに同意した会員を掲載しています。（会員番号順）

SDGsと金融

持続可能な社会を実現するための金融はサステナブルファイナンスと呼ばれます。その手法にはESG投資やインパクト投資などがあり、ファンド（二種ファンド）はサステナブルファイナンスの器（ビークル）として活用されています。

一口メモESG投資とは

ESG投資とは、従来の財務情報だけでなく、投資の意思決定にEnvironment（環境）、Social（社会）、Ｇovernances（企業統治）といった非財務情報を考慮する投資です。
SDGsが国や企業、個人などの目指すべき目標であるのに対して、ESGは経営や投資における判断の要素と言えます。ESGの3分野はSDGsの各目標との関連性が高く、ESG投資の拡大はSDGsの目標達成に貢献すると考えられています。

一口メモインパクト投資とは

インパクト投資とは、経済的なリスクとリターンのほかに、社会に与えるインパクト（社会的・環境的な影響）を考慮する投資です。ESG投資と重なる部分もありますが、インパクト投資は社会的・環境的インパクトの創出を投資の目的とし、インパクトの測定などをすることが求められます。